腹立たしい夫と何故うまくいくのか?
私は現在の夫(通称:院長)と
よくケンカをします。
本当にどうしてここまで腹立たしいのか?
口もききたくない!と思うこともしばしば。
しかし不思議なもので、
離婚した夫とはほぼケンカをしたこともなく
腹を立てたことすら記憶にない。
言い合いすらなかったのです。
「じゃ何故別れたの??」
と言われそうですが
結果うまくいかなかったんですね。
そこで何が違うか考えてみたんです。
(あくまで当社比です)
院長といると明らかに
私の内側が波立ちます。
それは良くも悪くもです。
私の考えの及ばない答えや行動が
院長から繰り出されるたびに
私の中は驚きと困惑で葛藤が起き、
(お互い様なのですが)
押し寄せる感情の波に飲み込まれます。
おおざっぱでのんびり屋の私は
「怒り」の感情に疎くて
息子にすら「怒り」を出すことは稀でした。
自分の中の「怒り」に鈍感とも言えます。
数日たってから
「あれっ?ディスられてた?」と
気が付いてムカッとするはあるあるです。
鈍くて遅い。
というか怒りの回路の接触が悪い。
ところが院長。
接触が悪いはずの怒りスイッチを
絶妙に押してくる。
「おおおおお~腹が立つ~」
「なんじゃ~この感情~きいいい~」
院長に出会うまで、
感じたことのない感情でした。
…で思いっきり怒ってケンカするわけです。
それもめっちゃ些細なことで。
院長は元々怒りの回路直結の人ですから
お互いに怒り全開でのケンカになります。
多分生まれてから院長だけなんです。
このケンカができるのが。
「ありの~ままの~姿みせるのよ~」的な。
(アナ雪:松たか子風)
そしてケンカするたびに
今まで知らなかった自分がベロンって
顔を出してくる。
毎回毎回。
ベロンってむけては気が付く。
気が付かなかった本当の私。
大抵は自分のソウルの底にある
罪悪感だったりするのですが。
それに気が付くとものすごく
楽になったりします。
前の夫の前では
物分かりが良いふりして
格好つけてたんだな私。
お互いにかな。
溜まりたまって
積もりつもって
別れちゃったんだな~
泣いたり叫んだり
鼻水出したりしながら
時には大ゲンカも良いものだと
この頃は思うのです。
お互いにベロンってなった後は
ありのままの姿で一緒に
美味しいお酒が飲めますから。